ドラゴンボールの考察

ドラゴンボールの個人的考察。

ドラゴンボールの正史

ドラゴンボールは原作漫画が1996年に終わった後も

様々な派生作品が出ていますが、厳密にストーリーが

繋がっているワケではないので、この辺を考察します。

東映アニメーション

整理すると

原作連載中のアニメは

ドラゴンボール」(通称無印)

ドラゴンボールZ

連載終了後に発表されたアニメが

ドラゴンボールGT

ドラゴンボール改

ドラゴンボール超

になります。しかし

厳密にストーリーが繋がってない

という問題があり

この辺についてはまず原作のアニメ化である

無印・Zですらアニメオリジナル要素が満載で

原作とイコールとは言えません。

そして後の続編アニメもややこしいです。

まず「ドラゴンボールGT」は

Zの最終回から5年後を描いた

完全アニメオリジナルストーリー。

そして「ドラゴンボール改」は

Zのデジタルリマスター再編集版で

アニオリなどが一部カットされていますが

内容はほぼZと同じです。

そして「ドラゴンボール超」は

Zの魔人ブウ戦のその後を描くストーリー。

だがGTとの繋がりは皆無。

 

と、続編アニメも色々あります。

特に問題は原作の続きである

「GT」と「超」です。

よく言われているのは

ドラゴンボール超」こそが正史!

理由は作者である鳥山明原案だから!

ドラゴンボールGT」は鳥山明

関与してないし…パラレルだ!

というヤツですね。

まぁここまでだと割と浅い考察になるので

さらに深掘りして考えていきます。

結論から言うと…筆者的には

ドラゴンボール超は正史では無い

という考察になりました。

かといってGTが正史と言う訳でもありませんが…

とにかくこうなった理由を述べていきます。

 

まず、正史とはなんぞや?って所ですが

当然、原作である「ドラゴンボール」は正史ですよね。

ドラゴンボール(原作)

集英社

コレを基準とするならば正史である条件として

「作者鳥山明先生が作ったもの」でいいと思います。

であれば、前述のとおり

原作のアニメ化であるとは言え

オリジナルのキャラや展開が満載な無印やZは除外。

Zの再編集版である改も除外。

完全オリジナルであるGTも除外。

後は「ドラゴンボール超」です。

まずコレを考察するにあたってこの作品が出来た経緯ですが、

鳥山明先生自身が初めて制作として携わった劇場版

「神と神」から企画が始まったと思われます。

東映アニメーション

そして2作目「復活のF」の時に正式に制作発表があった作品です。

そして「ドラゴンボール超」は「神と神」のストーリーと同じく

破壊神ビルス…様の登場から始まります。

ここである事に気付く

ならば鳥山明制作の「神と神」が原作で

それをアニメ化したのが「ドラゴンボール超」じゃないの?

って言う事です。関係で言うなら

原作ドラゴンボールとアニメ無印・Z(改)です。

確かにドラゴンボール超鳥山明原案ですが

その原案の原案は「神と神」です。

なので、この法則でいくと

あくまで正史はドラゴンボール超では無く

鳥山明先生が自ら制作として関わった

「神と神」以降の劇場版こそ正史

という事になるんじゃないかと思います。

「神と神」以降の劇場版ですが、現在4作品あり

「神と神」「復活のF」「ブロリー」「スーパーヒーロー」

となります。ですがこちらのタイトルを見てもらうと分かる通り

「神と神」「復活のF」はZ名義

ブロリー」「スーパーヒーロー」は超名義になっています。

するとこういう意見も出てきます。

「神と神」「復活のF」はZだからパラレル!

ドラゴンボール超が正史だから

ブロリー」「スーパーヒーロー」は正史!

まぁタイトルに関しては「復活のF」の時に

超の発表があったので当然ここで切り替わっているんですが、

これはあくまでアニメタイトルロゴの違いでしか無いという事。

ストーリーの繋がりは「神と神」→「スーパーヒーロー」であると考えます。

まず、鳥山明先生本人も「スーパーヒーロー」公開時の

インタビューで以下のように言っています。

2013年と言えば「神と神」が公開した年です。

まぁこれは初心者でも分かりやすくソコから観てもらえば

分かりやすいという説明だと思いますが。

決して「神と神」「復活のF」は正史から

外しているワケでは無いと言うのが分かります。

 

ドラゴンボール超」漫画版について

集英社

ドラゴンボール超」はTVアニメ版だけでなく漫画版もあり、

こちらは鳥山明原案・とよたろう作画の漫画作品です。

内容はアニメ版とほぼ同じですが、アニメ最終章「力の大会編」以降も

物語は続き連載継続となっています。

こちらもアニメ版とは内容や設定が若干異なっており

完全に同一世界ではないと思われます。

しかも漫画版は鳥山明先生自ら

ネームチェック・監修まで入っており

当然

アニメ版はアレだけど漫画版の

ドラゴンボール超は正史だよね!

という意見もあります。

 

ですが、

 

チェックしているとは言え、

やはりネームを作成しているのはとよたろう先生。

ネームとはコマ割りだけでなくセリフや構成も作る事。

ならばこれは正史の条件とした

「作者鳥山明先生が作ったもの」と言えるのか?

という事。

また劇場版「スーパーヒーロー」では

時系列的に漫画版の直後であるにも関わらず

漫画版のみに登場する「モロ」「グラノラ」という要素は皆無で、

目標相手として「ジレン」の名が挙がっている点も不自然です。

そして劇場版にはアニメ版・漫画版では欠かせない要素

「身勝手の極意」すらも出て来てないんですよね。

 

なので、現状こちらも筆者的に

正史から除外という結論にさせて頂きます。

 

いやいや

細かい違いはあれどとにかく

ドラゴンボール超は正史なの!

という意見もありますが、

まぁその細かい所を考えるのが考察であり

細かい事気にしないならGTも正史で良いのでは?

…とかも思ったりもします。

 

※以上、あくまで個人的な考察です。

 

オマケにベジータの髪型でも考察

原作でベジータが語っている

純粋なサイヤ人の特性として

髪型が生後から不気味に変化しない

というものがあります。

集英社

そこで上記で考察した作品群の中で

ベジータの過去・未来の髪型を見てみると…

 

東映アニメーション

ドラゴンボールZ」不気味に変化↑

 

東映アニメーション

ドラゴンボールGT」不気味に変化↑

 

東映アニメーション

劇場版「神と神」変化なし↑

 

東映アニメーション

ドラゴンボール超」アニメ版 不気味に変化↑

 

集英社

ドラゴンボール超」漫画版 不気味に変化↑

 

東映アニメーション

劇場版「ブロリー」変化なし↑

 

除外したZ・GT・超(アニメ)・超(漫画)は

髪型が不気味に変化して

正史と考察した原作・劇場版は

髪型が変化してないですね。

 

という事で

ドラゴンボール正史考察でした。

長文お付き合い頂きありがとうございます。